エンジニアリングシステムの全体像

この記事を読めばこんなことがわかる!!

○エンジニアリングシステムの全体像

エンジニアリングシステム

エンジニアリングシステムは文字通り、製造工場での各種業務を支援するシステムの総称となっています。製造工場では、製品が誕生するまで様々なプロセスがあり、それぞれのプロセスにおける業務を支援するシステムが存在しています。名称が似ていて紛らわしいですが、以下ではそれぞれのシステムについてわかりやすく紹介していきます。

製品が消費者に届くまで

ある製品が消費者に届くまでのプロセスを考えた時に、まず思い浮かぶのは実物を作る製造過程です。しかし、製造過程は製品が誕生するまでのごく一部に過ぎず、開発や販売など他のプロセスもあります。特に開発は製品企画から実際に製品を製造する準備まで多くの時間を要するプロセスであり、業務を支援する様々なエンジニアリングシステムが導入されています。

主なエンジニアリングシステム

略称名称説明詳細説明記事
CADComputer Aided Deisignコンピュータを使った設計を支援するシステム。2次元の設計図を作成する「2DCAD」と3次元の設計図を作成する「3DCAD」がある。CADの設計情報はCAEやCAPP等のシステムで使われることがある。TBA
CAEComputer Aided Engineeringコンピュータを使った解析やシミュレーションを支援するシステム。CADからのデータの取り込みが可能で、熱解析・流体解析・構造解析など様々な解析をコンピュータ上で検証し、設計工程でのコスト削減が図れる。TBA
CAPPComputer Aided Process Planningコンピュータを使った生産の設計を支援するシステム。設計段階でCADなどによって作成した部品の形状を元に部品の加工手順・加工方法・加工時間等の決定や算出をする。TBA
CAPComputer Aided Planningコンピュータを使った生産の計画を支援するシステム。製造環境に基づいた製品の生産計画をコンピュータで実験して最適解を得たり、確定した生産計画に基づいて、作業の日程や使用する機械の割り当てを行う。TBA
CAMComputer Aided Manufacturingコンピュータを使った製造を支援するシステム。CADなどで設計したデータをNC工作機械などの実際の生産加工機械で使用できるデータに変換して、設備や機械を自動制御する。TBA

※詳細説明記事は更新予定です。